実際に私が骨髄バンクのドナーに選ばれ、実際に骨髄提供した体験をもとに書いています。
~ここまでの体験談は骨髄バンクドナー体験談 一覧ページからどうぞ~
今回は、骨髄提供のための入院後に行う、術後検査についてです。
骨髄ドナーとなり約4週間後(骨髄採取から約4週間後)、退院後はじめての検査(術後検査)を受けました。
この日は一つ嬉しいこともありました!
骨髄提供の術後検査とは?
術後検査とは、骨髄採取手術後の経過・回復を確認するためにドナーが受ける検査です。
私の場合、医師から
「早すぎると貧血や痛みのために再度検査になる可能性が高い」
ということで4週間後位が良いと勧められました。
助言を受け、骨髄提供手術の約4週間後に検査をお願いしました。
検査内容は、
・血液検査
・身体測定(身長・体重)
・血圧測定
・血液内科の医師の診察
でした。
まず、血液採取してから血液内科外来へ。
看護師さんが手際よく身体測定・血圧測定をしてくれ、血液検査の結果が出るまで1時間ほど待って欲しい、と声がかかり待機しました。
約1時間後、診察へ呼ばれ診察をしていただきました。痛みはないか?と聞かれ、丁度前日に力仕事したら痛かった、と答えると、うーんどう書けばいいかな、、と悩まれたので、痛みはありませんで大丈夫です!と答えました。
血液検査の結果はギリギリ貧血はなく、他も問題なし。
最後に、
「何か要望とかありますか?」
と聞かれたのですが特に思いつかず、若いうちにドナーになれば回復がもっと早かったのかなーと感想みたいな発言をしてしまいました。
また、若ければ(しつこいですが)二回間違いなくドナーとして協力できたかなー、と話すと、もう十分あなたは果たしているから2回目は、、、と濁して発言されました。
この医師は初めから言われてましたが、あくまでドナーの健康が一番大事で、2回骨髄採取をする事はあまり得策でないと思われてるようでした。これは私が40才を過ぎたおばさんだからかもしれません。
診察は問題なしで終了。これで骨髄バンクのドナーとしてやるべきことも終わり。
あっ、でもこの後、バンクからアンケート用紙が送られてきたのでアンケートが最後になりますね。
※追記
ドナーとなってから約2年現在の気持ちを追記します。
私の場合、しっかり肥満で健康体だったためか、60㎏の成人男性に必要な量の骨髄を提供しました。
痛みは1年後位まで、時々チクッとしたり、違和感を感じる事がありましたがさほどではありませんでした。しかし、体が重いというか手術前と同じように頑張れない(体がつらい)状態が1年ほど続きました。かといって、ものすごくきつい・辛いというものではありません。
術後は痛みもさほどなく「もう一度ドナーになろうかな」なんて思っていましたが、完全回復に時間がかかったため今は考えていません。
間違いなくドナーの体に負担がかかっているんだな、と身をもって理解したからです。
しかし、2年近く経った現在は、痛みは全くなし、身体のだるさや頑張れない感じ(うまく表現できずすみません)も全くありません。また、仕事や主婦業も元通りで、元気に毎日を過ごしています。
今からドナーになろうと考えている方は、人によりドナーとなった後の回復度合も異なるという事を知っていて欲しいです。
ドナーになった事は今でも嬉しく思っていますし、間違っていなかったと思っています。
コーディネーターとの嬉しい再会と別れ
この日、嬉しかった事。
それは、もう会えないと思っていたコーディネーターと会えた事です。
私も知らなかったのですが、コーディネーターがサポートしてくれるのは退院時まで。術後検査の予約を取るまでだったんです。
だから、もう会えないのか~と思っていたのですが。。。
たまたまこの日、別の方のコーディネイトで同じ病院に来られていたんです!
そして、別の方のサポートが終わられてから、私の診察や終了手続きをして下さいました。
本当はしなくていい業務なのにホントありがたかったです。
コーディネーターの方も私に会えた事を喜んで頂いて、終了するまでの間、しばし2人でワイワイお話をしました。
最後にしっかりこれまでのお礼を伝える事も出来て、良かったです。
コーディネーターはドナーの気持ちに寄り添い、骨髄提供するかどうか迷えば良き相談相手に、疑問点があれば丁寧に疑問解決してくれ、常にドナーを支えてくれる存在です。
前にも書きましたが、コーディーネーターの役割は非常に大きいなあと思います。
ボランティア精神がなければ続かないハードな仕事のようです。
どうかコーディネーターさんもお体を大事にしてこれからも頑張ってほしい!と強く思いました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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