私が体験した骨髄バンクのドナーの体験を書いています。
※※ここまで体験談は骨髄バンクドナー体験談 一覧ページからどうぞ※※
今回は、
・骨髄バンクのコーディネーターって何?
・骨髄ドナーの確認検査・骨髄提供の病院、日程を選ぶ
・骨髄バンクのドナー確認検査
骨髄バンクの「ドナー確認検査」を受けた体験を記録として書こうと思います。
「ドナー確認検査を受ける」と封書で返信してから一週間程後、コーディネーターと言われる女性の方から電話がかかってきました。
骨髄バンクのコーディネーターって何?
コーディネーターとは、骨髄ドナーと病院・患者との橋渡し役をしてくれる人です。
骨髄バンクは九州・四国などいくつかのブロックがあります。
ブロックの中も県や地区に分けられ、それぞれにコーディネーターが数人配置されています。
私の場合は中年の女性の方で、とても話しやすい方で安心してお話できました。
担当のコーディネーターがすべてのスケジュール調整を担っていて、私の無理な日程のお願いも病院等とかけあって希望通りに組んでいただきました。
手術先の病院に「この日程でないと無理です!」ってごり押ししていたもらったこともあるようです(笑)。本当に頼りになるコーディネーターでした。
日程調整以外にも、確認検査(ドナーの健康状態の確認・患者とドナーが適合するのかの細かい検査:ドナー候補になって初めの検査)や家族と同行する最終同意面談、ドナー検査、入院、退院などほとんどの場面に同行してくれました。
予定前日には必ず電話連絡もありました。
また、確認検査の時の骨髄移植とはどういうものか~ドナーになったらどんなリスクがあるかまで細かく説明をしてくれるのもこの方です。(最終同意の際には医師からも説明があります)
とにかく、骨髄ドナーはこのコーディネーターにずっとお世話になっていきます。
どんなコーディネーターになるかで精神的にも違いが出てくるかもしれませんね。
※このコーディネーターという仕事に興味があったので、コーディネーターになるための条件や仕事内容、報酬などを調べてみました。
興味がある方はコチラ↓からどうぞ。
骨髄バンクのコーディネーターとは?業務内容・待遇・応募資格・研修内容は?
骨髄ドナーの確認検査・骨髄提供の病院、日程を選ぶ
コーディネーターから初めての電話は、どこの病院で検査や手術を受けることを希望するか、というもの。
病院によって、
「検査可能な曜日や時間、手術の際の入院日・入院日数・手術日が異なる」
とのことで、ドナーの希望をまず聞いてくれました。
私の場合、田舎にすんでいるため一番近くの病院でもなかなかの距離(一時間位)。
次に近い病院だと2時間以上かかる所でした。
一番近い病院だと
・入院の曜日が希望と異なる
・病院に対しての印象が最悪
だったため、患者さんには申し訳なかったのですが(交通費は患者さんが実費支払うため)、手術をする病院は二番目に近い病院に決めました。
しかし、ドナー確認検査・最終同意・手術後の検査は一番近い病院で出来るように調整をしていただきました。これは本当に助かりました。
(※検査・手術に希望の病院を選んでも事情により異なる病院になる場合もあるようです。)
その後、コーディネーターにドナー確認検査の日程希望を出し、後日コーディネーターより日程の案内の連絡(電話)がありました。
どの段階でも、次の予定の日程が決まると電話連絡とは別に封書で骨髄バンクからの案内が届きます。薄黄色の封筒です。
骨髄バンクのドナー確認検査とは?
午前中の仕事を終え、一人車で病院へ。
コーディネーターさんとは病院の中で待ち合わせ。目印は骨髄バンクのオレンジ色の封筒とのことでした。
少し時間が早かったため、病院ロビーでくつろいで待ちました。
時間だわ~と5分前くらいに待ち合わせの場所へ行くと、オレンジ色の封筒をもった女性が待っていました。
コーディネーターさんと初対面でした。
早速と、まずは説明をしていただける場所へ移動。とても広い応接室のような場所でした。病院が用意してくれている場所とのこと。
まずは骨髄移植について、ドナーについてなど詳しくコーディネーターさんから説明を受けました。
質問があればと言われましたが、あらかじめバンクから送られていた冊子を見ていたため、特に質問もせず終わりました。
冊子をくまなく説明してもらった感じです。
コーディネーターがかなり手際よく早口だったので早く終わった気がします。
その後、医師が来て、簡単な診察と両方の腕の血管をチェックしました。
この結果、
「末梢血幹細胞提供は困難・適応外」
と判定されてしまいました。残念でした。
理由は片方の血管が細すぎたためです。
今回だけでなく、今後末梢血幹細胞提供はできないということでした。
どうせなら、末梢血管細胞提供も骨髄提供いずれも可の状態で、患者さん側がどちらでも選択できるようにしたかった。。
※※※※※
初めのドナー登録の時点や登録後でも骨髄提供のみ、末梢血幹細胞提供のみでの登録もできるそうです。
いずれの提供もリスクや大変さもありますが、どちらかなら提供しても良いと考える方がいれば、この方法で登録することを検討してはいかがでしょうか。
※※※※※
その後、
・血液採取(医師が行う):私の健康状態の把握と患者さんとHLAが適合するかの検査(必要時のみのようなので私の場合がどうか不明)
・血圧測定
を行いました。
「血液検査の結果に異常値がある場合」や「病気が見つかった場合」、「血圧が収縮期150㎜Hg以上拡張期100㎜Hg以上」だとドナーのコーディネイト終了と言われました。
血圧は問題なし(少し高めでしたが)、血液検査の結果は後日とのことでした。
コーディネーターの話によると、中高年の場合、血圧でコーディネート終了になる方は結構いるらしいです。
私も今後血圧上がらないように気をつけなきゃって思いました。(母も祖母も高血圧症でしたから。。)
以上で検査はドナー確認検査は終了。
最後に交通費を頂いて、受領証にサインをして終了です。
この時は交通費は受け取らないと決めていたので、お断りして帰りました。
あとは結果を待つばかりです。
問題なしとなっても、最終的にドナーになるかは別問題なのでしょうか。
最終的にドナーに選ばれたかどうかは、早くても二週間、長かったら2~3か月位かかると言われました。正直、待ち長いですね。。。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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