できればしたくはなかったけれど、すると決めたらさっさと成立させたいのが離婚。
離婚届は全国で様式が変わらないので、どこの市区役所、出張所や村役場なんかでもカンタンにもらってくることができます。
たとえば仕事で遠出中にその土地の役所に立ち寄ってとか、実家に帰っている時に近所の窓口でもらってくるとか、入手方法は人それぞれ。
が、提出時は「これって一体どうすれば?」なことがけっこうあります。
離婚届の書き方は、婚姻届けを書いた経験があればなんとなくわかるものなのですが、それを提出するところとなると…。
もし、あなたが離婚前にもう相手と別居していたとしたら、どこに提出しますか?
離婚届の提出先 別居の場合は?
離婚の届け出はまだだけれど「もう別居はしています」というご夫婦は多いと思います。
離婚届を提出したその日ちょうどに、ハイでは引っ越します!サヨウナラ!という人のほうが、珍しいのではないでしょうか。
私の友人にも、離婚前に家具付きの短期契約アパートを借りて、子どもと自宅を出、その間に話し合いをして離婚届けを出した人がいました。
友人の場合は、「別れたい」という本気の気持ちを示すために行動に出たのですが、離婚を決意した時点で相手と同じ家に住んでいるのはキツイと感じて、別居に踏み切る人は多いはず。
離婚届が無事夫婦2人でナットクの上書きあがったとして…そういった場合、どこに提出しにいけばいいのか迷ってしまいますよね。
結論から言ってしまうと、提出は本籍地で行うといいです。
本籍地とは、「あなたの戸籍が保管されている市町村区」のこと
生まれ故郷が本籍地、もしくは結婚した時2人の本籍地を決めた、というパターンが多いと思うので、そこの窓口に行って提出するのが一番カンタンですよ。
行けるのであれば、あなたが今現在本拠地とは別のところに住んでいても、本籍地の役所へ行って届け出るのがおすすめです。
提出した場所に戸籍があるのですから、提出から処理までのスピードも早いです。
事情があって早く離婚を成立させたい人には、本籍地での提出がベストです。
離婚届の提出先は本籍地以外ならどこがいい?
離婚届を本籍地のお役所に出しに行くと、窓口は顔見知りだらけ(田舎にありがちな事情ですよね)で、別のところで出したい!
または、本籍地が遠くて提出に行くのはちょっと難しい…。
などの事情がある時、どこに提出しよう?とふたたび迷ったなら、「所在地の区役所・市町村役場」がいいです。
所在地とは、ズバリあなたが今いる場所のこと。別居先の役所に提出しに行ってもかまわないんです。
しかし、じつは離婚届の提出は「本籍地」以外だと、戸籍謄本を取り寄せて一緒に出さないといけなくなります。
じゃあ戸籍謄本はどうやって取るの?というと、基本的に本籍地のお役所でなければ発行してもらえません。
本人が取りに行けなければ代理人に依頼するか、郵送で取り寄せる方法があります。
郵送で取り寄せる場合の申請方法は、自治体で異なりますので、直接の本籍地の役所へ確認しましょう。
お役所に郵送で証明書類を頼むと、日数がかかります。1~2週間みてください、と言われることも。
私も、引っ越し前の地域で納税証明書など取り寄せるのに1週間かかりました。
ですから、本籍地以外で離婚届を出そうと計画している方は、時間に余裕をもって戸籍謄本の準備をしておきましょう。
離婚届の提出先は何課なの?
実際に市役所などの窓口へ出向くと、「納税課」「保険福祉課」とかいろいろな案内看板はありますが、離婚届ってどこへ提出にいけばいいのかちょっとわかりませんよね。
離婚届は、戸籍を担当している課へ提出します。
一般的に「市民課」と案内板に書いてある窓口です。
市役所などなら、番号札を引いて一度総合の窓口へ案内され用件を聞かれてから「〇番の席へどうぞ」など指示されると思います。
市民課はたいてい役所の一番わかりやすい場所にあって、利用数も多いですから、行ったらスムーズに提出したいですよね。
書類の他に身分証明書や、万一訂正があった時のための印鑑など、忘れ物がないよう準備して行ってくださいね。
まとめ
あなたがもし今別居中で自宅からはなれていても、
離婚届を出そうと思ったら、
日本国内であればどこでも提出できます。
しかし、一番処理が早くてカンタンなのは本籍地。
それ本籍地以外の場所で出そうと思ったら
戸籍謄本が必要なので、
本籍地に行くか取り寄せが必要になります。
とくに、本籍地以外での提出を考えていて、
何月何日に離婚届を出してリスタートを切りたい、
など希望の日にちがある場合は、
早めに動いておくといいですよ。
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