離婚を決断した日から、いよいよ離婚届の提出へ。
しかし、
「そこまでの話し合いや離婚準備で身も心も疲れきってしまい体調を崩してしまう」
とか、
「いろいろな事情があって自分で直接出しに行くのが難しい」
というケースがあります。
そんな時どうしたらいいのかを今回は書いていこうと思います。
離婚届の提出は本人以外でもできるの?
離婚届を役所等に出しに行くのは、離婚する当人でなくてもOK。
代理人を立ててもかまいません。
それどころか、離婚届の提出は、郵送でも受け付けてくれるんです。
誰かに離婚届の提出を依頼する場合でも、委任状も不要なんです。
ですから、
「あなたが自分で窓口に行くのが難しい」
とか、
「役所に顔見知りがいて、離婚届を出しているところをみられるのがイヤ」
などの事情があるなら、他の人に提出をお願いしてもいいのです。
わかりやすいように例をあげますと、あなたが離婚して親元に帰ることになったとします。
環境が変わって何かと疲れてしまっているあなたを気づかい、親が代わりに記入済みの離婚届をもって市区町村役場の窓口へ。
こんな場合でも、本人でないからと提出を断られることはありません。
ただし、この場合、離婚届を提出にきた代理人は、住所・氏名などを窓口に伝え、身分証明書を提示を求められるので、注意してください。
離婚届の提出をするときはもともと確認のために身分証明書が必要なのですが、人に頼む場合も同じです。
運転免許証やパスポートなどの顔写真入り身分証明書をもっていくことを、忘れないように伝えましょう。
離婚届の提出は夫婦で行く?
離婚の届出をするとき、夫婦がそろって市区町村役場の窓口に行く必要はありません。
離婚するとなったら、夫婦のどちらかが離婚届をあずかり、都合のつく時に提出にいくというパターンが多いようです。
離婚するとなると、しばらくはお互い顔を合わせたくないという気持ちになって当然です。
短時間とはいえ一緒に離婚の手続きに行くなんて、ツライ気持ちになって嫌…という方も多いのでしょうか。
先に書いたように、離婚届は郵送でも本人以外の人が提出してもOK。
ですから、夫婦が2人そろって行かないと認められないものではないので、安心してください。
妻か夫、どちらか一人が提出に行って離婚届が無事受理されたら、来られなかった相手には「離婚の届出を受理しました」という通知が届きます。
どちらか一人だけが提出に行く形をえらんでも、問題はありませんよ。
最近では、円満離婚も多く、「最後は二人で一緒に!」と提出に行く夫婦もあるようです。
いずれの形でも、書類記入さえ間違えなければ、問題なく提出することができますので安心ですね。
離婚届の提出は休日や時間外でも 但し、不備がないか要注意!
基本的に戸籍に関する届け出は、休日や時間外(夜間)窓口でほぼいつでも提出できます。ですので、もちろん離婚届も休日や時間外でも提出可です。
よく婚姻届を記念日の0時ちょうど日付が変わった瞬間に出したい!という話を聞きます。
離婚届だって「この日に出して再スタートを切りたい」「この日までに出すと何かと都合がいい」という希望があって当然。
また、お仕事などで日中窓口にいけない人もいますよね。
そんな時、休日や夜間でも受け付けてくれるのは便利です。
ただし、地方の町村役場などは、人員や設備の関係で開いていない時間もあるかもしれません。
あらかじめ、提出したい役場に休日等にどう対応しているかを確認しておきましょう。
また、提出が無事終わっても、夜間や休日窓口はたいてい当番の守衛さんなどが受け付けているため、まだ安心はできません。
担当職員が確認したときに離婚届に不備が見つかり、訂正や書き直しが必要な場合も出てきます。
結局、離婚届を書き直し、時間をやりくりして開庁時間にもっていかないといけなかった、ということにならないように気を付けましょう。
休日や夜間の窓口を利用しないとしても、離婚届はなるべく1回で提出したいですよね。
だいぶ前に離婚した私の知人は、夫は仕事があるので一人で離婚届を出しに行ったけれど、職員さんに不備を指摘されて出直したことがあるそうです。
「自宅から5分でつく市役所だったし、その時仕事なくてヒマだったから開いている時間にいけたけど、最終的に受理されるまで3回は足運んだかも」
と苦笑していました。
離婚届の提出は本人以外でもいい?一緒に夫婦でしたほうがいい?休日に出す方法も まとめ
離婚の話が出てから離婚届を提出するまでの期間。
話し合いはカンタンに終わるものではないですし、その間も育児や仕事は待ってくれません。
忙しい中せっかく書き上げた離婚届を提出しようと思っても、体調を崩してしまったりしてどうしても窓口に行けない、という方もいるでしょう。
または、提出日の希望があるのに、仕事や転居などの都合で難しいなど。
そんなときは、離婚届を他の人に提出してもらうことができますし、
休日や時間外に出しにいくこともできます。
自分の都合のいい方法を選んで提出しましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
少しでも参考になれば幸いです。
コメント