喪中はがきの文例集 二人亡くなった場合や不祝儀辞退文も

 自宅にパソコンとプリンターがある家も増え、

自宅で喪中はがきを作ろう!

という方も増えているようです。

 

ショップに頼めば

簡単に作ることが出来ますが、

予算を抑えたい

家族で別々に作りたい

急いでいる場合、お店に頼むより

自分で作った方が良さそうですね。

 

でも、

喪中ハガキって

一体どういう文章で書けばいいのか

特別に気をつけることがあるのか等、

分からない事があふれてきて

迷ってしまう方も多いですよね。

 

そこで今回は、

・喪中はがき文例のマナーや注意点は?

・喪中はがきの文例一覧

について書いていきますね♪

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喪中はがき文例のマナーや注意点は?

早速ですが、

喪中はがきを自作する時に

気を付ける点

挙げていこうと思います。

①句読点・行頭

句読点は使わない、

文頭を一文字下げない

のがマナーです。

読点のかわりにスペース

を入れるようにします。

また、

区切り良いところで改行をいれると

読みやすくなります。

 

なぜ句読点を入れないのかは不明ですが、

昔、句読点がなかった時からの流れ

と言われています。

この二つは必ず守りましょう。

②「年賀」はNG

お祝いを連想させる

年賀

使いません

 

新年・年頭・年始などに

置き換えて使うようにしましょう。

③基本は縦書き

最近では

横書きのものも増えていますが、

相手によってはNGです。

 

特に、目上の人に対しては縦書き

を選ぶようにしましょう。

 

横書きにする場合でも、

文体をカジュアルなものにせず、

文章も崩しすぎないよう注意しましょう。

 

文体は行書体明朝体が無難のようです。

④文字の色は薄墨?

郵便局での機械の読み取りを

スムーズにするため、

宛名には黒を使いましょう。

 

配達が遅れる可能性を減らしましょう。

 

本文は薄墨が望ましいですが、

近年は黒で送られる方もいらっしゃるようです。

 

しかし、特に理由もないのであれば

薄墨を選ぶようにしましょう。

自分で作って印刷する場合、

文字色を「うすい灰色」に設定するか

印刷のオプションの中に「薄墨設定」

ができるものもあるようなので利用しましょう。

 

ハガキや切手の選び方

出す時期など喪中はがきについては、

コチラ↓記事も参考にしてみてくださいね。

喪中はがきの文例一覧

では、

タイプ別に

喪中はがきの文例を挙げていきますね。

一般的な文章でまとめていますので、

季節の言葉や挨拶などは

入れ替えしても問題ありません。

 

私が入力に苦労した読みにくい文字は

例文の下に読み仮名を入れていますので

参考にされてくださいね。

 

また、

続柄・名前は仮名ですので、

実際の「続柄」「名前」を

入れてくださいね。

一般的な喪中はがきの例文

まずは、

一般的な喪中はがきの例文です。

 

文例①

本年八月に 母 花子 が八十九歳にて永眠いたしました
生前のご厚情に深く感謝申し上げますと共に
明年も変わらぬご厚誼を謹んでお願い申し上げます
令和元年 十一月

※ご厚情:ごこうじょう、厚誼:ごこうぎ、謹んで:つつしんで

 

文例②

本年九月に 祖母 が他界し喪中のため
年頭のご挨拶を差し控えさせていただきます
寒さ厳しき折から皆様のご健勝をお祈り申し上げます
令和元年 十二月

 

文例③

新年のご挨拶を申し上げるべきところではございますが
亡き父の喪中につき失礼させていただきます
本年中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
令和元年 十一月8月

※賜り:たまわり、深謝:しんしゃ

 

亡くなった日付や名前など

詳細を知らせたい場合と

喪中だということを知らせたい場合で、

どの例文を使うかを決めましょう。

 

また、

続柄も名前も載せない場合

例文③の  の所を抜いた文で大丈夫です。

・相手に気を使わせたくない

・詳細を知らせる仲ではない

などの場合、

続柄・名前を入れない事もあるようですが、

受け取った相手が悩まれることもあるようです。

 

どうしても載せたくないのでなければ、

続柄・名前は入れた方が丁寧ですし

親切と言えるかもしれませんね。

故人が二人の場合の例文

次に、

故人が二人の場合はどういう文がよいのでしょうか?

 

例文④

本年五月に 父 太郎 が87歳にて
本年八月に 母 花子 が85歳にて永眠いたしました
ここに生前のご厚情に深く感謝申し上げますと共に
明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう 謹んでお願い申し上げます
令和元年 十一月

 

故人が二人の場合では、

文章は例文①~③のままで、

故人名の所に名前を二人分入れるだけでも大丈夫です。

不祝儀辞退の文例

次は、不祝儀辞退の例文です。

例文⑤

本年十月に義母 山田花子 が八十歳で永眠いたしました
故人の遺志により葬儀は身内で執り行いました
生前のご厚情に深く感謝申し上げますと共に
明年も変わらぬご厚誼を謹んでお願い申し上げます

なお 誠に勝手ながらお心遣いは辞退させていただきますので
何卒ご了承のほどをお願い申し上げます
時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます

令和元年十一月

 

以上が香典やお供え物などを

辞退する際の例文です。

 

例文⑤の【なお~】の部分が

辞退することを示す文章になります。

前後の文は入れ替えても大丈夫です。

 

不祝儀を辞退するとお知らせしても、

持参したり送られる方もいるようです。

 

もし年賀状が届いた場合の準備も

しておくといいかもしれませんね。

喪中だけど年賀状を受け取りたい場合の例文

喪中のため、

自分から年賀状は出せないけど、

自分には年賀状を送って欲しい!

そんな時に使える例文をご紹介します。

例文⑥

本年九月に 祖母 が他界し喪中のため
年頭のご挨拶を差し控えさせていただきます
なお 皆様からのお年始状は楽しみにしておりますので
こちらの喪中に関係なくお送りいただけましたら幸いです
寒さ厳しい折から皆様のご健勝をお祈り申し上げます
令和元年十一月

例文⑦

本年八月に 母 花子 が八十九歳にて永眠いたしました
生前のご厚情に深く感謝申し上げますと共に
明年も変わらぬご厚誼を謹んでお願い申し上げます
こちらからは新年のご挨拶をお届けできないのですが
皆様からのお年始状は励みになりますので
どうぞ例年通りお送りくださいませ
寒さに向かう折りからくれぐれもご自愛ください
令和元年 十月

 

年賀状という言葉はお祝いを連想するため使用できません。

 

ですので、

「年賀状」ではなく「お年始状」

と書くようにして下さいね。

 

また、

年配の方では年賀状を受け取りたい

と表明することを

好ましく思わない方もいらっしゃるので、

相手によっては避けた方がいいでしょう。

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まとめ

喪中はがきを作る時に

気を付ける事や

いくつかの例文をまとめてみました。

 

私が喪中はがきを自分で作る場合、

失礼がないように

例文を丸々使って作ると思います。

同じように思われるなら、

例文を選んで

そのまま使うのもアリだと思いますよ。

 

喪中はがきについての記事を

他にも書いていますので、

活用していただけたら嬉しいです♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!

喪中はがきの記事はコチラ↓

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