香典の郵送に手紙は必要?お悔やみの例文やマナーは?

 知人や友人が亡くなったと聞いたけど、遠方に住んでいる、訃報を知った時には葬儀が終わっていた、家族葬だった、など色んな理由で式や葬儀に出れない場合がありますよね。

こんな時、代わりに香典を届けてくれる方がいない場合、香典を郵送で送るのもお悔やみの方法の一つです。

香典の郵送の方法・送るタイミングは?宛名・宛先はどうする?

香典の郵送をする時はお悔やみの手紙を一緒に送る、と言われてますが、どうなのでしょうか?

そこで今回は、

・香典の郵送に手紙は必要?

・お悔やみの手紙を書く際のマナーは?

・お悔やみの手紙の例文は?

について書いていこうと思います。

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香典の郵送に手紙は必要?

香典を郵送する場合、現金書留の封筒に「香典袋」を入れて送る形になります。

この時、お悔やみの手紙を同封するのが良いとされていますが、どうしてなのでしょうか?

・直接伺えない事をお詫びする

・香典を郵送することを伝える

・お悔やみの気持ちを伝える

・喪主(香典を送る相手)と面識がない場合、自分と個人の関係を知らせる

以上の内容を相手の方に伝えるために手紙を書き同封します。

本来なら直接お悔やみに伺うべき所を、手紙もなく香典を送るだけでは失礼にあたる、というのも理由の一つです。

また、最近では四十九日で行う香典のお返しを通夜や告別式で「即返し」する所も多いので、手間をかける可能性もあります。

想像してみてください、あなたが喪主だったとして、

「現金書留が送られてきて、空けたら「香典袋」が入っている。でも、名前を見ても誰なのか見当がつかない。」

どうでしょう。。香典袋だけが届くのはなんだか微妙な気持ちになりませんか?
中には、香典が送ってきた相手が誰なのか、どんな関係の人だったのか分からないまま、ただお返しを送るというのも微妙な感じがしますね。

受け取る側の気持ちを考えると、やはり手紙を一緒に送るとるのがベストに思えますね。

「手紙を書く」というとハードルが上がりますが、次の章で例文を紹介していきますので参考にしてくださいね。

また、手紙と書いていますが、一筆箋に書いて入れる方もいるそうですので、あまり難しく考えすぎなくて良いかもしれません。

お悔やみの手紙を書く際のマナーは?

お悔やみの手紙を書く際、気をつけておかなければならない点、マナーがいくつかあります。

お悔やみの手紙を書く前におさえておきましょう。

①便箋・封筒にも配慮を

お悔やみの手紙ですので、派手なデザインや多色のものは避けましょう。悩むのであれば真っ白な物を選ぶと無難です。

また、便箋は1枚のみ、封筒も一重の物を使用します。「重ね重ね」という意味になるので便箋を2枚使用したり、二重の封筒も避けましょう。

お悔やみ用の便せんや封筒もあり、文房具屋などで購入できますよ。

ネットでも購入可能です。以下を参考にしてくださいね。
エヌビー 伝える気持ち 一筆箋

エヌビー 伝えるきもち 封筒 お悔やみの手紙

②筆でなくてもOK

お悔やみの手紙なので「筆書き」と思いがちですが、ペンや万年筆でもOKです。ペンや万年筆の場合は黒で書きましょう。色付きは避けましょう。

また、筆で書く場合には「薄墨」を使用しましょう。

③頭語や時候のあいさつはいらない

拝啓などの頭語、時候のあいさつはいりません。
すぐに伝えたい内容を書き始めて大丈夫です。

④忌み言葉に注意

重ね重ね、いよいよ、追う、度々など「不幸が重なることをイメージする言葉」や、死亡・死・別れなど「死を直接表現する言葉」を忌み言葉といいます。

忌み言葉はお悔やみの手紙には使用しないよう、十分注意をしましょう。

※※※※※※※※

香典を現金書留で送る場合、香典袋を入れると「お悔やみの手紙の封筒」が入らない場合もあります。

このような場合は便箋のみで入れても大丈夫です。また、一筆箋に簡素に伝えたい事だけを書いて入れる方もいるようですから、状況を見て判断しましょう。

入らないかも、と考えると現金書留の専用封筒は「大きいサイズ」を購入しとくと良いですが、料金が高くなることを覚えておいてくださいね。

お悔やみの手紙の例文は?

それでは、早速例文を見てみましょう。

 ○○様の訃報を知り、突然の事でただ驚いております。

すぐにでも直接弔問に伺いたいのですが、遠路(やむを得ない事情)のためままならず、本当に申し訳ございません。

ご家族様は心を痛めていらっしゃると思いますが、どうかお力を落とされませんようご自愛ください。

こころばかりですが香典を同封しています。御霊前(御仏前)へお供えしていただければ幸いです。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

このような文章で問題ないと思います。ここでもポイントがいくつかありますのでご覧ください。

ポイント

・弔問に伺えない理由は詳しく書かなくて良い。特に結婚式など祝い事などは書かないよう気をつけましょう。
具体的な内容には触れず「遠路のため」「やむを得ない事情」程度でよいと思います。

・御霊前は49日になるまで、御仏前は49日以降で使い分けます。

・喪主と面識がない場合は、故人との関係・自分について簡素に書いておくと良いです。

例)・私は○○(自分の名前)と申します。○○さん(故人)とは高校時代同級生で卒業後も仲良くさせていただいておりました。

・私は○○大学出身で○○さん(故人)とは大学のサークルで一緒に活動しておりました。

・文章をきちんと書くのも大事ですが、気持ちがこもっていることが一番大切な事です。
丁寧な言葉であれば、必ずしも形にとらわれすぎなくてもよいかもしれません。

但し、仕事関係であったり、面識のない方であれば失礼にあたらないよう例文などをしっかり参考にされた方が間違いないと思います。

まとめ

今回は、香典を郵送する際に「お悔やみの手紙」は必要か?、また、お悔やみの手紙を書く際の「マナー」や「例文」について書きましたが、いかがでしたか?

「手紙を書く」というのは正直面倒に感じてしまいますが、簡素でもいいので「お悔やみの言葉」など相手の気持ちや立場を思いやった手紙を同封するのが、やはりいいのではないでしょうか?

少しでも参考になれば嬉しいです。
また、他にも同じテーマの記事を書いていますので、参考にしてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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