新しい新居に引っ越しして、まず気になるのが「近隣への引っ越しのあいさつ」です。
でも、正直言って「めんどくさい」という方も多いと思います。
昔は引っ越しをしたら近所(向こう三軒両隣)に挨拶をするのが常識、といった感じでしたが、今はどうなのでしょうか?
都会ではご近所づきあいはない、隣の人の顔も分からない、なんてよく聞きますよね。私は田舎に住んでいるので実際は分かりませんが。。
そこで今回は、
・引越しの挨拶はめんどくさいけどするべきなの?
・大学生や一人暮らしでも必要?
・実際どうしてるの?
以上について書いていこうと思います。
引っ越しの挨拶はめんどくさいけどするべきなの?
私が初めてアパートで一人暮らしをした時、「引っ越しの挨拶」をするよう親に言われました。
でも、正直「めんどくさい」という気持ちしかありませんでした。だって、知らない人の家に行って、堅苦しいあいさつをするなんて経験ないし、本当に嫌でした。
そう思いながらも、私は母と一緒に両隣と真下の部屋、大家さんに挨拶に行ったのを覚えています。
ではなぜ、「引っ越しの時にあいさつをするべき」と世間で言われているのでしょうか?
その理由をまとめてみますね。
・隣にどんな人が住んでいるのか分かるのでお互い安心感がある
・震災(地震・火災など)の時に協力しやすい
・子供やペットがいる場合、音を出す理由がある場合、あらかじめ知らせることでトラブルになりにくい
以上が「引っ越しの挨拶をした方が良いと言われる理由」ですがいかがですか?
確かに、全く知らない人の部屋に人が出入りしているのを見ると不安になるし、騒音も全く知らない人よりも挨拶を受けた人の方が気にならない気もします。
こちらの顔や名前も知られる代わりに、相手の事も多少知ることでメリットもありそうです。
特に、震災などの緊急時を考えると、周りの方と顔見知りになっていると本当に心強いのではないでしょうか。
挨拶が必要な理由・メリットだけを考えると、挨拶をしておく方がいいと思えますね。
ただめんどくさいだけが理由なら、簡単に挨拶をしておく事をおすすめしたいです。
大家・管理人には必ず引っ越しの挨拶を!
近隣の方への挨拶をどうするかは最終的にはあなたの判断で問題ないと思います。
ですが、大家さんや管理人がいる場合には、私は挨拶をすることを強くおすすめしたいです。特に、近隣には挨拶しないという方はなおさらです。
引っ越した後、居住している間に起こる地震・火災他の震災、そして近隣の方とのトラブルの時などに必ずお世話になる方です。
顔を合わせてきちんと挨拶をしておく事で、その後色々と相談等しやすくなります。
忘れずに挨拶しておきましょう。
大学生や一人暮らしでも必要?
引っ越しの挨拶が必要な理由は分かったけど、大学生などの学生や一人暮らし(単身)でも必要なのでしょうか?
大学生だと学校やバイトで自宅にほとんどいないし、単身の場合は騒音などでトラブルになる事も少ないでしょうから必要ないようにも思えます。
確かに、自宅にいる時間が短かったり、騒音の心配も少ないように思えるケースですが、騒音については「思ったより近隣の騒音」は聞こえるし、気になるものです。学生だと後々、友達と夜遅くまで集まったり、飲んだりして騒ぐこともあるかもしれません。
私の知り合いは、デザイン学校に通っていたため深夜まで「ミシン」を使っていたため苦情が出たそうです。挨拶に行っていない隣や下の部屋から「うるさい」と直接苦情を言われ本当に気まずかったそうです。挨拶に行って「一言ミシンの事を伝えていれば」と後悔をしていました。
実際、挨拶に行っていても苦情は出たかもしれませんが、お互い苦情の出し方・受け止め方も違ったかもしれませんよね。
この例のようになる可能性も大いにありますから、単身でも学生でも、家族でも変わらず「引っ越しの挨拶」はしておいた方が良いといえそうです。
引っ越しの挨拶をしない方が良い場合も
先ほどは家族でも単身でも、学生でも引っ越しの挨拶はした方がいい、と書きましたが、これには例外もありそうです。
それは、女性が一人で住んでいる場合です。
最近は一人暮らしに限らずストーカー事件が多く報道されていますね。
一人暮らしの女性であれば、ストーカーに限らず犯罪に巻き込まれる可能性が高くなってきます。
ですので、女性一人で住んでいるという事を近隣に知らせることになるので「引っ越しの挨拶」はしない方が良いのではないかと思います。
但し、やはり大家さんや管理人さんがいらっしゃる場合には助けてもらう場面もあるでしょうから、しっかり挨拶をしておきましょう。
でも、実際はどうしてるの?
ここまで、引っ越しの挨拶は必要か?するべきか?という事を書いてきました。
でも、引っ越しの挨拶が必要だと言っても、実際に皆が「引越しのあいさつ」をしているのでしょうか?
答えは、「NO」です。
一人暮らし(単身者)の全体の4割近くは実際には「引っ越しの挨拶」はしていないそうです。思った以上に多いんですね~(あなたは思った通り!と思いましたか?)。
引っ越しの挨拶をしない理由としては、
・不動産屋から「最近は挨拶はしない・必要ない」と言われた
・挨拶するタイミングを逃してしまった(時間がなかった)
・今まで挨拶されたことがなかった、したことがなかった
・自分が挨拶されても嬉しくないから、人にもしなかった
・挨拶に行っても出てこないから(居留守)
・あいさつの仕方が分からないから
・女性一人暮らしだから
こんな感じです。
最近は、知らない人のチャイムには応答しない、という方も多く、挨拶に行っても「居留守」の所も多いようです。
居留守の方の多くが、しつこい勧誘やトラブルになりたくないための塩対応になっているようです。
また、自分はしていたけど挨拶されたことがなくてやめたという方や、そもそもしたことがないしされても迷惑という方もいるようですね。
私は、実際の結果を見て驚いてしまいましたが、近隣との関りが希薄になっている、という報道が正しいのだと実感した気がします。
でも、挨拶をしていない、と答えた方の中の多くの方が
「何か困ったことが合ったら助け合いたい」
と答えています。
お互いこの気持ちがあるなら、引っ越しの挨拶に限らずに、日ごろから顔を合わせたら挨拶をするなどしておくだけでもよいのかもしれませんね。
ただ、「女性のみで暮らされているお宅」やその他一部の方は危険回避の観点から「挨拶を受けたくない」と思われている方も多いようです。ですので、単身でアパートであれば挨拶をしないという選択や、挨拶をするにしても、方法を変えるなど配慮が必要になりそうですね。
まとめ
引っ越しの挨拶はめんどくさい、という話から始まった記事でしたが、いかがでしたか?
実際、するべきだ、必要だといっても、挨拶する人・される人それぞれの事情や心情もあり、簡単に判断できない面もありましたね。
挨拶をするかどうかは、現在住まわれている環境や家族構成、まわりの住人の様子を見る、大家さんに話を聞くなどして判断するしかないようです。
一人暮らしの女性だと判断も難しくなりますが、そうでなければ「挨拶するかどうか迷うなら挨拶しておく」というのが私の経験上は良いと思います。対人関係では、何事も「して後悔」するよりも、「しないで後悔」する方が問題になってくる事が多いからです。
顔を合わせる挨拶は受け入れがたいようなら、粗品に一言挨拶を添えてポストに投函するなどで気持ちを表しておくのも良いかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
他にも引っ越しの挨拶についての記事を書いていますので、よろしければ参考にしてくださいね。
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