生前葬の香典・のし袋・表書き・金額はどうする?実際に亡くなった時も必要?

最近、時々耳にするようになった「生前葬」という言葉。何で生きてるのにお葬式をやるの~?と不思議ですよね。

そんな生前葬ですが、実際に私も呼ばれて参列をしてきました。

その時に困った事の一つが「香典」です。

周りの人に聞いても経験者はおらず、本当に悩まされたので今回記事にしてまとめてみる事にしました。参考になれば幸いです。

今回の内容は、

・生前葬には香典を持参するの?

・お金を包む場合、のし袋(封筒)・表書き・金額はどうする?

・実際に亡くなった時も香典は必要?

です。実体験を含めて書いていこうと思います!

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生前葬には香典を持参するの?

生前葬の際、お葬式と同様香典は必要なのでしょうか?

一般的には、「会費制」でパーティー形式で生前葬を行う場合が多く、会費として1~2万円ほどを包まれることが多いようです。

その他、「招待」という形を取られる場合はお金は必要ありません。

ですが、中にはお寺でお葬式と変わらないような式を挙げられて「香典」を受け取られるケースもあるようです。

上に挙げたように生前葬の形はケースバイケースなので、一番良いのは主催者か生前葬の準備を手伝っている方などに「どうすればいいか」を訪ねるのが良いですね。

生前葬自体が一般的でないですし、生前葬のマナーやモラルも確立されていないので「確認」することは決して失礼にはあたらないので、迷うのであれば確認ですね。

また、「会費制」や「招待」の場合でも、香典としてではなく「お礼」としてお金を包まれたり、品物を贈られる方もいるようです。主催者との関係によって対応も考えないといけないようです。同じ立場で参列する方がいれば相談できればベストです。

私が参列した生前葬では

私の場合、参列すると報告した際に「絶対に香典(お金)は包むな!」という生前葬の主人公からのお達しがあり、当日まで本当に悩みました。

香典を当日バッグに用意しつつ、参列した親戚に本当に包まなくて良いのかを相談しました。

お金を包むと本当に怒られる(頑固なおじさん)とのことで、数人で生前葬やその前後の写真を沢山撮り、まとめて「生前葬フォトアルバム」として作成し、参列者に配ることにしました。

親戚・友人・上司など関係性によって異なるとは思いますが、周りに相談しつつ、気になるのであればお金でも物でも思うもので気持ちを示すのも良いかもしれませんね。

お金を包む場合、のし袋(封筒)・表書き・金額はどうする?

生前葬にお金を包む場合、どういう形がよいのでしょうか?

会費制の場合

白い封筒」を選びましょう。

裏に住所と氏名を記入、表書きをするならそのまま「会費」と書くと良いでしょう。

但し、会費制の場合、受付でお金を直接渡す場合もあるので、その場合は封筒の用意も必要ないかもしれません。

袋の指定が無い場合

特に会費制などの指定がなく、お金を持参する場合は不祝儀袋・祝儀袋・白無地のいずれかを選ぶ。

*中には主催者側から祝儀袋を送られたり、指定される場合があるようです。その場合は従うようにしましょう。

・不祝儀袋(いわゆる香典袋:黒)

死後に葬儀をしないと公言されたり、お寺でお坊さんにお経を読んで頂く場合などは、本当の葬儀と同じように「香典」準備しましょう。

特に指定が無い場合にも、葬儀には違いないということで不祝儀袋で持参される方もいるよう。判断に悩むようなら不祝儀袋は使用しない方が良いかもしれません。

・祝儀袋(赤)

生前葬は(生きているから?長寿だから?)おめでたい、と捉える方は祝儀袋を使われるようです。実際、パーティー形式の明るい式では祝儀袋が合うように思います。

但し、実際に主催者に健康不安など方に対してはNGです。

・白無地の封筒

不祝儀袋と祝儀袋、どちらもそぐわないと思う場合は「白無地」がおすすめです。実際、どちらも選べずに悩んで、白無地の物を選ばれる方は多いようです。

白無地は、決め手がない時には無難な選択と言えそうです。

のし袋の表書きは?

不祝儀袋の場合

葬儀と同じと捉え「御花料」「御香料」「御香典」を使用

祝儀袋の場合

ご招待して頂いたという意味で「御礼」「寸志」、

今まで元気でおられたと意味で「(御長命)御祝」を使用

白無地の場合

祝儀袋同様、ご招待頂いたという意味での「御礼」を使用、

又は氏名のみで表書きなし

※どののし袋の場合も「表書きはしないで自分の氏名だけを記入する」という意見もありました。決断できなければ未記入もありかもしれません。

金額は?

会費制の場合決められた金額「(相場)1~2万円」を持参します。

中には会費とは別に「御礼」としてお金を包まれる方もいるようです。

会費が無く特に指定がない場合には、実際に亡くなった時はどうするのかによって決める必要があると思います。

死後に「葬式をする場合」と「葬式をしない場合」で異なる

いわゆるお別れ会(パーティー)のような生前葬ではなく、本当のお葬式と同様に行われる場合には「実際の葬儀の時に入れるであろう金額」が良いと思います。

但し、生前葬はしたけど死後に家族の意向で葬式を執り行った、という話は多いようですので実際の判断は難しいです。

親戚であれば香典の金額も高額になるので、身近な人に相談して同じように準備するのがよいでしょう。

友人であれば、はっきり「葬儀はしない」と公言されていないのであれば、「葬儀に香典を包むことになっても困らない金額」を包むのが無難でしょう。一緒に参列する方がいるのなら、相談するのが良いと思います。

※あくまで私が調べたり相談して得た内容を書いています。主催者側や参列者に確認できる場合は迷わず聞いてみましょう。

実際に亡くなった時も香典は必要?

現在行われている生前葬は、死後に行う「告別式」の代わりというよりは「お別れパーティー」「皆さんに感謝を伝える会」のような意味合いで行われているものが多いようです。

このように生前葬の場合は、会費制やご招待が多いので「香典」として包むことはほとんどないようです。参列者も「イベント」のように捉え、会費を払うというイメージの様です。

ですが、生前葬が葬式と同様に行われた場合にはどうしたらよいのでしょうか?

生前葬を行った方実の中では、亡くなられた後に「告別式」を行われる方もいらっしゃるようです。本人は死後の「葬式は不要」と遺言されていても、家族によって執り行われる例も少なくないそうです。

生前葬で香典を包んでいても、死後のお葬式で「香典」をまた包む必要があるのでしょうか?

色んな方に聞いたり調べたりしたのですが、意見が揃わずどうするのが正解かは分かりません。

但し、親戚関係であれば「まわりと意見をあわせておく」というのが大事なようです。

生前葬で香典を包んだから、死後に葬式がある場合「私たちはこれくらい包もう」と話して合わせる相手がいると心強いものです。

実際、葬式に香典を持たずには行きづらいので、生前葬できちんと香典を包んでいる場合でも

「お線香代として3~5千円程度」を包んでもいいのでは、と個人的には考えています。

私の場合

私の場合は、生前葬で「香典」も「会費」も包んでいません。

でも、しっかり戒名もつけてもらい「告別式」同様の式を行っているため、生前葬の主催者は死後は告別式は行わない予定です。

告別式はありませんが、私はしっかり「香典」を包みます。生前葬に包んでいないため当たり前なんですが。。もし、生前葬で包んでいなくても、たぶん5~1万円は包んだのではと思います。

相手が叔父であることも大きいですが、生前葬から時が経っていればやはり「何か気持ちだけ」と思いそうです。

生前葬の香典・のし袋・表書き・金額のまとめ

いろんな考えがある中で、「生前葬」は素晴らしいものでありながら万人を悩ませる種にもなっているようです。

生前葬が一般的にならない限り、呼ばれた方の悩みは尽きないのでは?と思います。

そんな方のお悩み解消に少しでも参考になれば幸いです。
他にも生前葬の記事を書いていますので、良ければ参考にして下さいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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