とっても可愛らしいオカメインコを飼いたい!でも、鳴き声が大きいのでマンションやアパートでは無理かも、と悩む方も多いようです。
そこで今回はメスのオカメインコがいる我が家の体験も加えながら
・オカメインコの鳴き声はマンションでも大丈夫?
・オカメインコの鳴き声の意味は?
・鳴き声はオスとメスはどちらが飼いやすい?
以上について書いていこうと思います。
オカメインコの鳴き声はマンションでも大丈夫?
オカメインコはとても愛らしく、犬や猫のようにペット禁止のマンション・アパートでも飼育可能で、飼育を討する方が増えているようですね。
でも、とても鳴き声が大きいと聞くし、近所に迷惑をかけたり苦情を受けたりしないか心配、という声も聞きますが、実際にはどうなのでしょうか?
オカメインコの声はどんな感じ?
オカメインコの鳴き声は噂通り決して小さいとは言えません。
我が家の場合は耳元で「ピュイー!」と鳴くと「耳が痛い!」と言ってしまうほどです。また、電話中に近くで泣かれると相手の声がきこえないレベルの鳴き声です。
鳴き方は例えると「ホイッスル(笛)」「アラーム」。とても良く響く声です。
そんな大きな声でも、家に帰った時やそばを離れる時に「ピュイー」と鳴いて甘えるオカメインコは本当に可愛いです。
でも、それもずっと続けば不快になるかもしれませんし、ご近所迷惑になりかねません。
しかし、オカメインコは常に大きな声で鳴いているわけではありません。
オカメインコは基本怖がりで大人しい生き物です。自分の気持ちを伝えるために鳴くのであって、常に鳴く習性があるわけではありません。
ですから、小さい頃からちゃんと躾(しつけ)をして、環境を整えてあげればマンションやアパートで十分飼育可能だと思います。
但し、古い建物で隣の部屋の声が聞こえるようなお部屋の場合は、お隣の方が鳴き声を騒音として受け取られる可能性が高くなるので熟慮した方がいいかもしれません。
オカメインコを迎え入れる際のポイント
・オスとメスの鳴き方の特徴を理解してどちらを迎えるかを決定する(違いについては別の項目で書いてます)
・人間と同じでオカメインコも性格の違いで鳴き方が異なるので、可能であればブリーダーやペットショップから鳴きの少ない子を選んでもらい譲り受ける
・寿命が尽きるまで面倒を見るという覚悟をもってからお迎えする(鳴き声がうるさいからと手放さないで!)
オカメインコの鳴き声の意味は?
オカメインコの鳴き声を心配するのであれば、どうして鳴くのかを理解することが大事です。
オカメインコは元々はオーストラリアなどで群れで生活しています。その群れ中で鳴き声でコミュニケーションをとっています。無駄に鳴いているのではなく必要な時に理由があって鳴いているのです。
人間と生活している中では
「ご飯がない」「さみしい、どこにいるの?」 「こわいよ~!たすけて!」「大好きだよ!」
こういった事を表現するために鳴くことが多いです。
対策は最後の項目で書いていきますが、鳴いている原因や不安を取り除いてあげれば鳴く機会も減らすことが出来るようです。
鳴き声はオスとメスどちらが飼いやすい?
性別(オス・メス)でも声の大きさや鳴き方・理由が違います。オス・メスそれぞれの特徴を見てみましょう。
オスの特徴
・メスより大きな甲高い声でオス鳴きする。気分次第でずっと鳴き続けることもある。
・メスより口笛やおしゃべりが上手でこの声も小さくはない
・発情の鳴き声が大きく、ペア(メスのお嫁さん)がいない場合は特に鳴き続ける場合が多い
メスの特徴
・飼い主が見えない・いない場合などに「呼び鳴き」をする。鳴き声はオスより小さいものの響く声で鳴く。
・呼び鳴きが強いと飼い主がいてもいなくても鳴くこともある
特徴が分かりましたか?
ここまでの違いを見ると、「メス」の方が声も小さく頻度も少ないので鳴き声を心配する方には飼いやすいと言えますね。
ただ、鳴き声の大小・頻度は個体差が大きく「怖がり・さみしがり」であれば鳴くことが多くなるし、小さいころから一羽飼いでずっと人間と過ごしていると鳴く機会が増えることもあるようです。
オカメインコの鳴き声対策・マンション編
ここでは、具体的なマンションやアパートで鳴き声対策をご紹介します。
全て行う必要はありませんが、対策は大いに越したことはありません。検討してみましょう。
近所への配慮と大家への確認
ここが実は一番大事!まずは周囲の方の理解を得る事がトラブル回避の要です。避けないでやっておきましょう!
・近所へ「オカメインコの声でご迷惑をおかけします」と挨拶をする。上にも声が響くので上の階にも挨拶することをおススメします(我が家は2階の一番遠い部屋にも声が響いてきます)
・賃貸の場合、大家さんや不動産に「オカメインコを飼う」ことを知らせ了承を取る
→後で「ダメ!」と言われないためにも了承を得ておきましょう
防音対策
・アクリルケースを利用する
→ケージの上にかぶせて使うもの。防音効果に加え防寒対策にも使えるが逆に夏は暑さ対策も必要。ネット販売されているが高価。自作する方も多い。
・鳴く時には窓を閉める。窓にプチプチを貼る。
→地味ですが地道に防音効果あり。
・お隣と接する壁を棚やタンスなどを置くて塞ぐ
しつけ他
・夜は鳴かないよう、暗くなったら早めに光を通さない布でケージを覆う
→暗くすることで鳴かなくなります。早寝早起きは健康的二も良い
・呼び鳴きが強い子では「鳴く」→「相手をする」を繰り返すと期待をしてさらに鳴くようになるので避ける
→「行ってくるね」など決まった声かけをしてから離れると覚えて鳴かなくなることも
・オスで発情の鳴き声がひどい場合はペア(お嫁さん)を迎えることを検討する
→治まらないケースもあるので獣医さんに相談するのもよいですね
まとめ
オカメインコの鳴き声が大きいから、飼おうかどうか迷っているあなたの参考になったでしょうか?
環境整備やしつけ、まわりへの配慮を行えば、マンションやアパートでもオカメインコを飼育出来る可能性も高そうですね。
長い間一緒に生活し、お世話をする相手(オカメインコ)です。どうぞ最後まで家族として過ごせるかを十分検討してから、オカメインコを迎えていただけたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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